【必読！】犬を飼う為の心構え

犬の登録頭数

犬の飼育数は一昔前と比べると大分増えましたが、犬の登録数は平成23年度（2011年）をピークに段々減少傾向にあります（出典：厚生労働省ホームページ）。

昭和35年度（1960年）では日本全体で約190万頭でしたが、平成23年度（2011年）にピークの約685万頭まで増えています。

平成13年度（2001年）辺りの約593万頭からは増加は緩やかになって、令和3年度（2021年）で約609万頭となっています。

日本の世帯数が令和3年（2021年）で約5950万世帯（出典：総務省ホームページ）とのことなので、ざっくり平均で大体10世帯に1世帯は犬を1匹飼っている感じになりますね。

猫派の方もいますし、地域や多頭飼い、ブリーダーの方とかもいるので、ざっくりの平均ということで 。

「厚生労働省ホームページ」

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登録数が緩やかになってきたと言っても、「犬を飼ってみたい」、「犬を飼おう」と思っている方も多いと思います。

今回は犬を飼う為の心構えがテーマになります。

犬を飼う為にまずやること

犬を飼う為には色々と必要なものを準備、用意しないといけませんが、まず一番に考えることは「犬を飼う」ということを理解することです。

当たり前ですが、犬は「生き物」です。人間と同じ「命」があります。

食べ物も食べるし、ウンチもします。病気もします。当然、犬自身では世話をすることはできません。

飼い主の対応次第で飼い犬の全てが決まります。

大変だから、時間がないから、病気になったから、飽きたから、と言って途中で飼育を放棄することは絶対にあってはいけません。

かわいいから、なんとなく、だけでは飼えないということ、飼い犬に「最後まで付き添う」という心構えを家族全員が持って、それを理解することが一番最初にすることになります。

つまり、自分より飼い犬の優先度を上げることができるかです。大袈裟に感じる方もいるかもしれませんが、これらのことは考えなくてはならない最低限のことになります。犬だけでなく、ペット全般に言えることです。

残念なことですが、毎年何かしらのペットへの悲惨な事件を見かけます。

犬の引取り数

犬の引取り数と処分数について調べてみました。

嬉しいことに犬、猫ともに引取り数は年々減少し、返還・譲渡数は増加しています。

高水準で横ばいに推移していた殺処分率は平成17年度（2005年）辺りから大きく減少して、令和3年度（2021年）では引取り数が約5.9万頭（犬：2.4万頭、猫：3.5万頭）、殺処分率が24.5%となっています。

平成元年度（1989年）では104.8万頭（犬：70.7万頭、猫：34.1万頭）、殺処分率が96.8%なので、引取り数は約20分の1、殺処分率は約5分の1になっています（出典：環境省ホームページ）。

	犬の引取り数			殺処分率
	全体	犬	猫
平成元年度（1989年）	104.8万頭	70.7万頭	34.1万頭	96.8%
令和3年度（2021年）	5.9万頭	2.4万頭	3.5万頭	24.5%

詳細は環境省HPから確認することができます。
「環境省ホームページ」

あわせて読みたい

環境省_統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 [動物の愛護と適切な管理]

これらの変化は団体や個人の方の活動や自治体の施策などによるものが大きいと思いますが、何よりペットを飼う個人、家族の意識の変化が大きく変わったものであると思います。

飼い犬を家族、パートナーとして迎えることができれば、必ず多くの幸せを運んできてくれます。

今回のお話で、少しでもかわいそうな子が減ることと現状を知って頂くことができればと思います。

最後に